どうも、英司です。さまざまなことがあった2017年も、いよいよ残りわずかとなりました。
下記の記事を書いたのもまだ最近のことのような気がしていますが、この年齢ともなると1年がとても早く感じます。
このブログでも社会の出来事やLGBT関係の出来事について取り扱って来ましたが、今回は少し個人的なことについて書いてみたいと思います。
個人的2017年の漢字は…
清水寺で発表された2017年の漢字は「北」でした。
毎年、自分自身の1年を振り返ってその年を表す漢字を考えるのですが、自分にとって2017年は…
「信」
という漢字で表現される1年だったのではないかと思います。
本当の「自信」というものについて考えた1年
「自分に自信を持てるようになりたい」
そう思う人は多いと思います。世の中に様々な「自分磨き」の指南書が溢れかえり、怪しげな自己啓発セミナーに引っかかる人が後を絶たない現状を考えると、本当にこう考える人が多いのではないかと予測できます。
私もあまり自分に自信があるタイプではないので、若い頃から常々そう思って来ました。
しかし、「自分に自信を持つ」ってすごく抽象的で漠然とした言葉ですよね。自信を構成する要素だって、ルックスやファッションセンス、仕事や役職、年収や社会的地位…。実に様々な構成要素があって、そのひとつひとつに自分で納得の行く目標を設け、全部端から達成していくことって並大抵のことじゃないです。
自分はそこまでストイックな人間ではないので、途中でしんどくなってしまうことは必至だし、実際何度も様々なことを試して頓挫してきました(笑)
どうすれば自分にもっと自信が持てるようになるか、若い頃はクソ真面目に考えましたし、今だってしっかり自信を持てたわけではありません。
しかし今年は、「自分に自信を持つ」ということに対して、一応の自分なりの解を導き出すことができたのではないかと思います。
仕事を通して学んだ「本当の自信」
先日、誠に僭越ながら勤務先の会社にて表彰をしていただきました。当社は営業会社なので営業成績の良い人が表彰される制度はあったのですが、私の職務は営業ではなく広報と宣伝、WEBマーケティングを中心とした経営企画の業務が中心で、どこの営業会社にもありがちな「軽視されがちな本社の仕事」です。
ただ、WEBサイトの訪問数や問い合わせ数の大幅な上昇と1問い合わせにかかる広告費等の単価の大幅な削減等、数値的にも明らかな成果を残すことができたということで、「特別表彰」という形で受賞をさせていただきました。
もちろん、ゲイバーやアプリで容姿を褒められたらとても嬉しいですが(笑)なんといっても社会人の本分は働いてお金を稼ぐことですから、本分の「仕事」というステージで認められたことは素直にとても嬉しかったですし、来年からの大きな自信にもなりました。
今回のことで私も大きな自己肯定感と自信を得ることができたわけですが、振り返ってみると別に今回、認めてもらいたいとか褒められたいとかいう気持ちでこの1年を過ごしていたわけではないし、ましてや「自分に自信を持ちたいから」仕事を頑張ってきたわけではないんですよね。
どういう気持ちでやってきたかと言うと、その時その時に知りうる情報を最大限活かして、その時の自分がよく考えて正しいと思う選択をしてきた、というだけのことなんです。
仕事面(だけではないですが)で、本当に日々様々な選択肢の枝分かれがあって、その枝分かれの先にまた枝分かれがあって、「今」という状況にたどりつくまでに天文学的な確率をくぐり抜けてきているわけです。
「自信」って、要するにその枝分かれが現れたときに、その時の自分なりによく考えて納得の行く選択ができたかどうか、ということで、もっと端的に言うと「自分の下した選択や判断を適切なものだと『信頼』すること」なのではないかな、と実感しました。
この枝分かれの中に、不本意ながら他人から命令されたものが多く混ざっていたりすると、後悔や不満が鬱積していくのだと思います。
なんだか若い頃は自分磨きに必死になって、表層的なことばかりに捕われていましたが、それによって完璧を目指して疲弊して…そんなことを繰り返していたように思います。
自信とは、自分の下した意思決定を最適な選択だと「信頼」することである。
という教訓は、今年得た中で最も有意義なものであったと振り返ります。
2017年、本当に良い1年でした。
遊んでくれた皆さん、ブログやコラムを読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
2018年も、ぜひよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。